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久しぶりの更新 

気がついたらもう10月も終わりなんですね。早いなあ。

今日、ジャケットタイプのシャツで家を出たらちょっと風が吹いただけで震える程寒くてびっくり。「秋だな~」なんて思っていたら、いつの間にかもう冬ですか!?
寒くて動けなくなる前に、あれとかこれとかやっつけないと。うん。


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『ホームタウン』 小路幸也 /幻冬舎 

ホームタウン離れて暮らす妹が姿を消した。結婚を控えていたのに、仕事を整理し、誰にも行き先を告げず、財布すら持たないままで。
彼女はどこへ消えたのか?
妹を探すうちに明らかになってゆく思いがけない事実とは…。

小路さんの物語というと私は「不思議な力を持った人が出てくる」という印象が強いのですが、今回はそういうのはなし、ですね。でもやっぱりどこか現実感のないような空気が漂っていて、それなりに生臭いはずの事件もあまりそうは感じませんでした。私はバイオレンスは苦手なので、こういう作風はやはり好きです。
ただ、ちょっと物足りなかったかなあ。
木実の行方とそうなった理由がわかった時の気持ちの盛り上がりが、小さかった気がします。主人公の柾人が抱えてきた過去があまり痛々しく描かれていなかったぶん、ラストで開放される私の感情も控えめだったということなのかな。
でも、何度も書くようですが、私は「痛々しい」のよりも「どこか現実感がない」方が好きなので、泣かせるような大仰な演出をして欲しいわけではないのですが…。うーん、自分の中で矛盾してますね。

『チョコレート工場の秘密』 作:ロアルト・ダール 訳:田村隆一 

チョコレート工場の秘密映画化を機会に再読。
本屋に新訳が山積みになっていたので手に取ったのですが、文章がとってもポップなのにびっくり。こういう印象の話だったっけ?
話の内容からするとこういう文章が合っているのかもしれないけど、かなり忘れているとはいえ最初の印象との違和感が強くて、旧訳を図書館で借りました。
再読とはいえかなり時間が経っているのでどの場面も鮮やかで新鮮。出てくるもの出てくるもの、常識なんてふっとばせ!っていう感じてとても楽しい。
映画は見ていないので、これをどんなふうに映像化しているのかがすごく楽しみ。DVDが出るのが今から待ち遠しいです。

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』 桜庭一樹 /富士見ミステリー文庫 

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない九月はじめに転入してきた海野藻屑。彼女は自分のことを「ぼくは人魚だ」という。綺麗な外見に似合わぬ言動に興味津々のクラスメートたちを余所に自分の「実弾」のことを考え続けるなぎさ。そんな、全く違う二人の少女の一ヶ月の物語。

読みたいなーと何冊か買ってはあったものの読みそびれていた桜庭一樹さんの本。『少女には向かない職業』を読む前にこれと『推定少女』は読んでおこう、とまず薄い方を手に取りました。
…思っていた以上に、痛々しい物語ですね。ちらほらと目に入る情報からかなりブラックな話なんだろうと思ってはいたけど、正直想像以上。読んでいる途中、モヤモヤした不快なものがずっと胃のあたりにあったように思います。
ライトノベルの甘そうな衣(イラストやキャラクターなど)を纏っているし、短い物語だけど。でも。
「今」の暗い部分にこういう形で踏み込んで、そこに「理由」とか「救い」を書かない。それがすごいなあと思いました。話題になったのもうなづけます。
この話が好きかと聞かれたらたぶん「好き」とは答えられないと思うけど、それはこの物語が嫌いだとか苦手だとかそういうことではなくて、単純に「好き」と言える内容じゃないからだと思う。
「他の話も読んでみたいな」という気持ちが大きくなってます。

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