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『愚者のエンドロール』 米澤穂信 /角川文庫 

愚者のエンドロール『氷菓』の続く古典部シリーズ第2弾。

文化祭のクラス展示のために制作されたビデオ映画の試写に招待された古典部の4人。内容は、ミステリー。しかし、登場人物の一人が殺されたところでビデオは終わってしまう。
聞けば制作途中で脚本担当の生徒が倒れたのだという。物語は最後まで決まっていたはずなのだが、それは倒れた生徒にしかわからない。古典部は、神山高校の「女帝」入須に頼まれ、物語の結末探しに協力することになるが…。

今回は、一番はじめのチャットの部分でほのめかされるヒントを頭に置いて、ゆっくり考えながら読みました。思っていたとおりで「やった、やっぱりそうだった!」と思うところと「それは思いつかなかったっ!」と思うところの両方があって、その匙加減が私には丁度よかったです。
前作『氷菓』みたいにあっと驚かされるということはなかったけど、でも読んでいて楽しかったな。
それにしても、最後の入須はかっこよかった!この場面、大好きです。

ただ、あとがきで触れられている『毒入りチョコレート事件』、未読なんです。『探偵映画』は読んだんだけど…。
”クリスティまで待たなければならなかった”というところを読んで「あれのことだ!」と思った時みたいに、読んでいたらニヤリとしちゃうところがきっといくつもあるんだろうなと思うと、なんだかものすごーくもったいないことをしている気がする。よし、いつか『毒入り~』を読んで、で、この本を再読するぞ!

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勧進帳 

いよいよ勧進帳!でしたね。>大河ドラマ「義経」
歌舞伎でも何度も見たこの場面。私にとってここで大切なのは富樫を誰がどう演じるか、です。
今回富樫を演じたのは石橋蓮司さん。好きな役者さんだけど、最初配役を聞いた時は正直「うーんちょっと年とってる?」だったんですよ。
でも。
とてもよかったですっ。
義経を打ち据える弁慶をじっとみつめる富樫の目がすごくよかった。台詞で説明しなくても、富樫が何を思ったかがよくわかったと思います。思わず泣いちゃった。
次はもう平泉なんですね。京都から安宅までのことを考えると早いな;
もう残り何回もないけど、どういう終わらせ方をするんだろう?楽しみです。

ついでだから、ずっと思っていたことを書いてしまおう。
今になってもまだよくわからないうつぼの存在の意味。いてもいなくてもあまり変わらないんじゃないかって感じなんだけど。ちょっと前までは「吉次のところに世話になるっていうことは、もしかしたらラストに何か関係が!?」と思ったりもしていたのだけど、もうその線はないんだろうなあ。

購入本
・ 『丑三つ時から夜明けまで』 大倉崇裕 /光文社
・ 『しをんのしおり』 三浦しをん /新潮文庫

しばらく購入本は書いていなかったのですが、やっぱりどこかに書いておかないと自分が困ることが判明。いや、買った本をちゃんと読めていれば困らないんだけど積ん読が増えすぎて…(汗)

『夜市』 恒川光太郎 /角川書店 

夜市日本ホラー小説大賞を受賞した「夜市」と、「風の古道」の2つの中編を収録。

街灯の光さえ届かない森の中にあらわれた夜店。そこで扱われている様々な不思議なもの。たとえば<黄泉の河原で拾った丸い石>とか<なんでも斬れる剣>とか。それらのイメージは私の好みです。あとは「永久放浪者」とかいう言葉が特に説明なしにぽんと出てくるのも好き。完全に異世界の話というのではなくて、現実からほんの少しズレたところにそれがあるというのも大好きな設定。
文章は読みやすいし、私も夜市にいるみたいでわくわくするな、これからいったい何が起きるんだろうな、と思いながら読み進みました。
だけど、話が後半に入っていろいろなことが明かされはじめたあたりから急にわかりにくくなっちゃったんですよ。どうしてもひっかかってしまったのが、裕司がいづみを誘ったとき、彼がどこまで思い出していたのかということ。そこで全部わかっていたとしても、そうでなかったとしても、どうもつじつまが合わないような気がするのです。私の理解度が足りないだけなのかもしれないけど。
その「よくわからないなー」という気持ちをそのままに読み進んでしまったのは私の失敗。最後はわりと好きな終わり方だったので、状況をちゃんとわかっていたらもう少しぐっときたんじゃないかな、と思います。

ただ、全体の印象としては、ちょっと物足りないな、です。
「風の古道」もそうなんだけど、あらすじは好きだし、こういうの好きだなと思う場面もあるんだけど、読み終えた時の気持ちの盛り上がりが小さいように思う。
こういう方向の話には、”読み終えて本を閉じて顔をあげた時、読み始める前とほんの少し世界が違って見える”ような読後感を期待してしまうのです。今回はそれが感じられなかったのが残念。
ただ、自分のツボと遠いわけじゃないので、次作も読んでみたいなと思います。

「鋼の錬金術師」 12巻 荒川弘 /ガンガンコミックス 

鋼の錬金術師(12) 初回限定特装版発売日に本屋に行ったらまだ初回限定版(別冊の「4コマ練成編」つき)があったので、そちらを購入。私はこういう場合初回のおまけがついているものを買うことはあまりないので、「迷わず限定版を手に取ったということは、私相当このマンガが好きなんだなあ」と思う。まあ、4コマだったっていうのも大きいかな。鋼の4コマは時々ものすごくハマちゃう時があるから見逃せない気がするのです。
さて、本編。
山場へ向けて走っている途中、という感じかな。
エドがウィンリィに言った言葉にちょっとぐっときました。
…うーん、今回は書けることはそれくらいだなあ。
ロイがこの後どういう行動に出るのかがとても気になります。次巻は3月発売予定。

寒くなったとたんに 

久しぶりに、ひどい風邪をひきました。
10日くらいずっとダメダメだったのですが、昨日くらいからやっと復活。
一週間くらい本を読む集中力がなくて、「こりゃほんとにいかん」と毎日早く寝てました。本が読めるかどうかが私にとって体調を見極めるバロメーターです。

『バッテリー』 あさのあつこ /角川文庫 

バッテリー「これは好みなのでは?」と薦めていただいたのは、確か5月の連休中。図書館で予約したもののその予約数がハンパではなく、半年かかってようやく回ってきました。

はい。確かにこれは好きです。
この第1巻は巧と豪がバッテリーを組むことを決めるところまでが描かれているけれど、野球そのものの描写はそんなに多くはなかったように思います。(キャッチボールとかはしてるけど、まだ試合はしていない)
だからかな、”野球を題材にした小説”というよりは、”少年2人が出会う話”という印象です。
主人公の巧がいいですね。自分の才能を知っていて、でも努力を惜しまないところが好き。クールに見せているようで、実は結構素直でアツいヤツなんだな、とも思うけど。
読んでいる途中で彼らがこれから中学校に上がる年齢だということを失念してました(苦笑)。だって豪なんて「きみ本当に12歳!?ものすごく人間が出来てるっ」だし、弟の青波は「しゃべりや行動は子供のようでも実は一番物事が見えているんじゃ?」なんだもん。

作者のあとがきには「成長物語ではない」というようなことが書いてあったけど、でも私は少年が成長する物語だと思う。豪と出会ったことで、きっと巧は変わっていくはず。
2巻からはもう少し早く借りられそうだし、続きを読むのが楽しみです。

「ダーリンは外国人」 小栗左多里 /メディアファクトリー 

ダーリンは外国人―外国人の彼と結婚したら、どーなるの?ルポ。ダーリンは外国人(2)
会社の先輩が貸してくれました。
以前結構話題になりましたよね?(<ウロ覚え;)
確かに、面白かったです。読んでいて思わず吹きだしてしまったところが何箇所あったことか。
でも、あとがきでご本人が書かれていますが、一緒に暮らす相手が外国人だからというよりも「トニー」だから面白いのかなとも思います。
自分にとってあたりまえのことが、相手にとってはあたりまえではないということ。これって同じ国の人間同士が一緒にいても同じところに突き当たりますよね。ただ、生まれた国や育った環境が違うとその違いがちょっと大きくなるだけで(このマンガではそれがそれが面白いんだけど)
貸してくれた先輩は、「いきづまった時にこれを読むとニュートラルな自分になれる気がする」というようなことを言っていました。うん、なんとなくわかる気がします。

さつまいものマフィン 

maf相方の実家でさつまいもをたくさんいただいたので、急に思い立ってマフィンを焼いてみました。
実のところ、自分でお菓子を作ったのは高校生の時以来。上手く焼けるかとても心配~。
レシピを見ながらキッチリ計量して、書いてある手順をしっかり守って(20秒くらいで混ぜるというところは頭の中で20数えた(笑))、オービンに入れてからは「おいしく焼けますように」とおいのり。

写真は焼きあがりです。案外美味しく焼けて、とても満足。
今度は違うマフィンにも挑戦してみようっと。

「20世紀少年」 20巻 浦沢直樹 /小学館ビッグコミックス 

20世紀少年 20 (20)今まで「そろそろ山場かな、でもわからないよなーウラサワだし、読めないよなー」と思っていたけど、この巻でようやく「これからクライマックスなんだ」という気持ちが固まりました。”20世紀少年”という言葉が「さあここからだよ」っていう合図なのかな、と思って。
読んでいて今ひとつしっくりこないのは、キリコがどうして彼の子供を生んだのかということ。普通に恋愛して子供を生んだならケンジがそのことを知らなかったのは何故?と思うし、事情があったならそれは何?だし。これについては説明されるのかな?
それにしても、今の”ともだち”はいったい誰なんだろう?全然、全く、さっぱり見当がつきません…。

『少女には向かない職業』 桜庭一樹 /東京創元社 

少女には向かない職業出だしから「中学二年生の一年間で、あたし、大西葵は、人をふたり殺した。」ですもんね。で、物語はそこへ向かって転がっていく。
この物語は見返しに書いてあるとおり、これは「ふたりの少女の凄絶な<闘い>の記録」。あっと驚くような仕掛けがあるわけではなく、最後にあっと驚くどんでん返しが待っているわけでもない。
今を生きる少女を、そういう生き方しかできなかった(彼女たちはそう思っていると思う)ふたりを鮮やかに切り取った話だと思います。だた、こういう話が好きか、と聞かれたら「うーん…」だと思う。この感じは前に読んだ『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』と近い。嫌いなわけではないし、中途半端に救われたりしないのはいいと思うし、一気に読まされちゃったし、また読んでしまうとは思うけど。それでもやっぱり、「好き」じゃないと思う。

2作近い雰囲気の話が続いたので、今度は違う方向の話が読みたいな。(『GOSICK』とかは違いますよね?)

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