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『追想五断章』 米澤穂信 

追想五断章
作中に挿入されたリドルストーリーにどんな意味があるのか、考えながら読みました。
この「考えながら」読んだということが、私にとってはポイントが高いです。簡単すぎて結末が見えてしまうでも難しすぎて考えられないでもない、丁度いい情報の出され方でした。

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『青嵐の譜』 天野純希 

青嵐の譜
壱岐で育った幼馴染の二郎と宗三郎は、神域と言われる小島に流れ着いた異国の少女、麗花と出会う。
しかし、絵の勉強のために宋へ渡った二郎が嵐で行方不明となり、麗花は博多へと引き取られ、壱岐には宗三郎だけが残った。
時は流れ、彼らは蒙古襲来という嵐の中、思いもかけない形で再会することとなる…。



面白かった!
元寇を扱った小説を読むのはじめてで、知っていることといえば歴史の授業で習った「蒙古が2度にわたって攻めてきたが、蒙古軍は2度とも嵐で撤退していった」ということだけ。
前作『桃山ビート・トライブ』がとても面白かったので期待はしていても、予備知識なしで大丈夫なのか?と心配しつつ読み始めたのですが、全くの杞憂でした。

とにかく登場人物がみんな魅力的。出番の多少にかかわらず皆生き生きと描かれ、前作に引き描かれている音楽も、熱っぽく力強く物語を彩っています。

蒙古軍が侵略してくる様は本当に容赦のない描かれ方で、血なまぐささは半端じゃないのだけど、それでもずっと物語が前へ前へと向かっている感じがしていたのは何故だろう?
それなりに重いものを受け取ったと思うのに、読後感は意外なほどさわやかです。

追いかけたい作家さんがまたひとり増えました。
次はどの時代の、どんな物語を聞かせてくれるんだろう?とても楽しみです。

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