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『HEARTBEAT』 小路幸也 /東京創元社 

HEARTBEAT「十年後に会おう」
高校時代の約束を果たすため、ニューヨークから帰ってきた男。
しかし約束の時間に彼女は現れず、代わりに夫だという男から彼女が失踪したと聞かされる。彼女を探そうと思い立った時彼が思い出したのは、マッチの点け方を教えてくれた同級生だった。

行方不明になったヤオを探そうとする委員長と巡矢、それと平行して語られる元男爵家に現れた幽霊の謎。それがどういうふうに繋がっていくのか、それが気になって気になって、突き動かされるように一気に半分過ぎまで読みました。時間の都合で一度間を置いてしまったけど、そうでなかったらきっと最後まで一気読みだったんじゃないかな。そして、きっと一気読みしたらもっとラストで気持ちが盛り上がったんじゃないかな。仕方がなかったとはいえ、もったいないことをしたなあ。

委員長が語るニューヨークの暗闇の話は、内容を考えるともっともっと重たい気持ちになってもよさそうなのにそうはならず、生臭いはずの場面でもどこか涼しい風が吹いているように感じたのは何故だろう?そういう意味ではあまりリアルな話ではないということなのかな。でも私はこういう、つらいことや汚いことを避けているわけではないけれど現実感が薄めの生臭い匂いがしない話が好きです。

ラストも想像の余地があって、よかったな。ただ、ヤオの気持ちでいろいろ考えてしまいそうになったところで、なんとなくあまり深く考えるのは無粋のような気がしてやめましたが。

あと、読後にしみじみと噛みしめたのは「HEARTBEAT」というタイトルですね。これについてはいろいろ書きたいけど、ねたばれになってしまいそうなので割愛。
じんわりと切ないけれどもあたたかい、いい感じの余韻が残る話だったと思います。

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コメント

読み始めています

ご無沙汰です、かれこれ20数年来の友人でございます。
 本日、6月の図書館の新刊コーナーで手に取り、まだ読みはじめですが「ハートビート」の意味は最後に分かるのかな~と、楽しみ。せっかくなので勢いつけて一気に読んでしまおうかと思います>ごめん、ちょっと優越感を味わいたくて。

 凍月さんと相性がいいか分かりませんが、わたくしの最近のお気に入りの作家は
島本理生さん、角田光代さん、瀬尾まいこさん、白石一文さんなどなど・・
ごく最近の話題本に手をつけたのがきっかけですが、だんだんと古いほうへ遡って読みつぶしているところです。特に島本さん、瀬尾さんの少し甘酸っぱくて透明感ある文体が 今年上半期の新しい出会いになっています。

いらっしゃい♪

ぜひぜひ一気に読んでください~>『HEARTBEAT』
語り口にちょっとクセがあるので、それが合わないということがなければがーっといけちゃうと思います。

挙がった作家さんの本は私はほとんど読んでいないのですが(あ、『図書館の神様』は読みました。教え子くんとのビミョウな関係がすごくよかった。というか、教え子くんに私がラブだった(笑))、なんとなく今のちいこの方向がわかった気がします。なるほどー。「これは!」と思うものがあったらまた教えてくださいね!

『HEARTBEAT』

 せっかく読むのなら凍月さんよりも気持ちを盛り上げたくて(ヤな友人?)、一気に2日で読み上げました。(おかげさまで濃厚な時間でした・・)

 委員長と巡矢とヤオの関係が最後にだーっと書かれていて、不思議な関係で成り立っていたんだなあとしみじみ。どんでん返しで巡矢が実は悪人だったらどうしよう?という不安も一瞬頭をかすめましたが、裏切られることがなくてよかった。委員長の身の回りに起きたいろんな10年間のできごと、ラストのヤオとの再会は意外なカタチになってしまったけれど、題名の意味が理解できたときに「なるほどー」って思いながら これはこれでよかったんだな・・って思いました。

 幽霊屋敷の中に登場する多くの人々のキャラを掴むまでに時間がかかりました。やっぱり系統図を書いたほうがより理解ができたのかな?その分いろんな目線で話が進んで 絶妙な切り替えでテンポがよく、かえっておもしろみが増す結果になったんじゃないでしょうか。確かにクセがある語り口で、慣れたことにはクライマックスでした・・

 さて次は浅倉卓弥の「四日間の奇蹟」をスタート。映画のロードショーといいタイミングになります。これって「ミステリーなんだ」と思って読み始めた方がいいのか 少し戸惑いますが、平原綾香「Eternally」の歌声と石田ゆり子&吉岡秀隆らの映画出演者のイメージで進めていこうと思います。


 
 

おお

一気に読んだのですね~。
そう、はじめはバラバラに語られている出来事はだんだん繋がってきて、それに合わせて読むほうの気持ちも高まる感じがするので、私もやっぱり一気に読みたかったなあ。
これに限らず、どの本も一気に読みたいと思うんだけど、最近はなかなか…です;

>「四日間の奇蹟」
あ、私も読もうと思って用意しているのですよ。ただ、今は他にかかりきりなので(笑)しばらく先になりそうなのですが…。
映画化が決まってから読むと、やっぱりその役の人のイメージで読んじゃいますよね。

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「HEARTBEAT」小路幸也

HEARTBEAT読み始めは退屈だったんですが巡矢(めぐりや)が登場してから俄然面白くなりました。キャラクターがとても魅力的です。頼りになるししかも仕事もできる。いい男だよなあ。ストーリーもたしかにいいけれど私...

  • [2005/06/01 20:10]
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