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『アルレッキーノの柩』 真瀬もと /ハヤカワ・ミステリワールド 

アルレッキーノの柩ヴィクトリア朝ロンドン、<十二人の道化クラブ>というアヤしげな名前のクラブに集まるひとくせもふたくせもありそうな紳士淑女たち、魔女伝説、それにつながる公爵家に伝わる呪い…どれも面白そうな設定です。
それから、主人公の藤十郎は下宿を追い出されて途方にくれているところを公爵から声をかけられ、クラブに届けられた脅迫状について調査をすることになるのですが(後にこれが連続殺人事件へと発展していく)、その際彼には「クラブのメンバーそれぞれに3回尋問することができる。質問された者は正直に答えなければならない」という権利が与えられるんですよ。これも「面白そうじゃん!」ととてもわくわくしたのですが。
思っていたよりも盛り上がれなかったというのが正直なところ。一番の理由は主人公の藤十郎が好きになれなかったことだと思います。それ以外の登場人物も私の中では今ひとつピンとこなくて、読んでいてもなかなか人間関係が頭の中で整理できず、中盤でちょっと読んでは「あれれ?」と戻るということが何度かありました。
これがもしもっと人の気持ちから離れた物語だったら、登場人物の好き嫌いはあまり関係なく楽しめたのかもしれませんが…。
あとは、先に書いた「権利」が話にどう生かされるのかを楽しみにしていたので、その使われ方がちょっと物足りなかったです。
なんていうか、ツボと微妙に違うところ(全然離れているわけではないと)をつかれている感じがずっとしていたような。…ということは、ちょっと何かが違ったら大ハマリだったのかな。そう思うと他の作品も読んでみたい気もします。

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