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『白い花の舞い散る時間 ~ガールズレビュー~』 友桐夏 /集英社コバルト文庫 

白い花の舞い散る時間ネットで知り合った同じ塾へ通う5人の少女。互いの本名も、境遇も知らないままチャットで親交を深めていた彼女たちは、その中の一人アイリスの提案により、人里離れた山荘で5日間を一緒に過ごすことになる。
ネットでの匿名性をそのまま保つためそこでは新しい名前を使うというルールが決められ、5人全員が参加するはずだったそのオフ会に、やってきたのは4人の少女。
来なかったのは誰?時々感じる気配は何?それでも楽しげに過ぎて行く時間の中で、少しずつ彼女たちの過去が語られていく。

うーん…。読み終えてます思ったのは、「もやもやして落ち着かないなー」でした。正直読後感はあまりよくないです。よくない、というのもいろいろで、どよーんと暗い気分になっちゃうけど好き、というのもあるんだけど、これはそうじゃなくて気分がよくないという感じでした。
予想外の方向に物語が進んで驚きはしましたが、それも「え、そういう話なの?うーん…」だったし。予想外の展開がイヤなわけではないし、話がだんだんダークになっていくのもどちらかといえば好きなはずなんですが、いまひとつ盛り上がらない。
文章との相性がよくなかったのか、それぞれの人物が頭の中で上手く像を結ばなくて、誰にも感情移入できなかったからかなあ。

以下、微妙にネタばれかも、なのでご注意ください。

読み始めた時は、来ていないのが誰なのか、誰がどのハンドルネームの持ち主なのか、そのあたりの探りあいやかけひきを読ませる話なんだと思っていたんですよ。そこがあまり掘り下げられなかったのも物足りないですね。せっかくの設定なんだからもうすこしドキドキさせてほしかった。私の読み方がマズかったのかもしれないけど、結局○○以外は誰が誰でもあんまり関係ないんじゃ?なんて思っちゃったんですよね…。

もし、女の子たちがもっと魅力的だったら、中でも深月がもっと読み手を惹きつけてくれたら、印象は違っていたんじゃないかな。
たとえば終盤、少しずつ変化があらわれたあたりから「理由はわからないけど、深月にドキドキしちゃうんだよ」な気持ちで読んでいたら、ラストはかなり盛り上がったんじゃないかと。(実際は「どうしてこの台詞で…?」だったのでもやもやしちゃったんですが)

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コメント

お待ちしてました~。

あぁ、凍月さんもそんなでしたか。
安心したような、しないような;
いや、「桜さんの嘘つき~、面白かったよ」とかだったらそれはそれで興味深かったんですけど(笑)

女の子の書き分けが弱いのかな。
マリみてとかは女の子ばっかですけど、それぞれにちゃんと感情移入できますもんね。
途中で「誰と誰が話しているのか判らん」とか「そこは流すとこなのか?」とか、突っ込みどころの多い話ではありました(遠い目)

とりあえず私の中では「『ネバーランド』がやりたくて失敗した同人誌」のような……(暴言)

うん、私も「嘘つき~」だったらそれはそれで面白いから正直に書こうと思ってたんですけどね。これが正直なとこです。

「誰と誰が話しているのか判らん」っていうのは私も同感だなあ。でもって、書き分けのために(ですよね?)「…よんっ」っていうのがカンに触って苦手だったのでした(苦笑)

恩田さんの影響受けてるのかな~っていうのは私も感じました。私が読んでてチラついたのは『麦の海~』。(深月が○○っぽいような気がして)

Amazonのレビューは私も読みましたが、絶賛でしたね~。相性なのかなあ…。

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リリカルって何だっけ?

リリカル[Lyrical] - 抒情(詩)的、情緒的「白い花の舞い散る時間~ガールズレビュー~」コバルト文庫作: 友桐夏 画: 水上カオルリリカルミステリーと題された、2005年ロマン大賞佳作受賞作品。顔も名前も知らないチャット仲間の5人が、オフ会を企画。同じ塾に通う高校生と

  • [2005/09/29 20:09]
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