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『ホームタウン』 小路幸也 /幻冬舎 

ホームタウン離れて暮らす妹が姿を消した。結婚を控えていたのに、仕事を整理し、誰にも行き先を告げず、財布すら持たないままで。
彼女はどこへ消えたのか?
妹を探すうちに明らかになってゆく思いがけない事実とは…。

小路さんの物語というと私は「不思議な力を持った人が出てくる」という印象が強いのですが、今回はそういうのはなし、ですね。でもやっぱりどこか現実感のないような空気が漂っていて、それなりに生臭いはずの事件もあまりそうは感じませんでした。私はバイオレンスは苦手なので、こういう作風はやはり好きです。
ただ、ちょっと物足りなかったかなあ。
木実の行方とそうなった理由がわかった時の気持ちの盛り上がりが、小さかった気がします。主人公の柾人が抱えてきた過去があまり痛々しく描かれていなかったぶん、ラストで開放される私の感情も控えめだったということなのかな。
でも、何度も書くようですが、私は「痛々しい」のよりも「どこか現実感がない」方が好きなので、泣かせるような大仰な演出をして欲しいわけではないのですが…。うーん、自分の中で矛盾してますね。

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コメント

小路幸也です。いつも感想をありがとうございます。
そうですね。今回はいろんな意味で意図的に「押さえた」部分は多いです。
描かなかった部分を感じていただけたらいいなぁと思いながら書きました。
まだまだですが、どうぞこれからもよろしくお願いします。

小路さん、はじめまして。コメントをありがとうございます。

まさかご本人に書き込んでいただけるとは思っていなかったのでちょっと動揺しています;

やはり今回はあえて押さえて書かれていたのですね。納得です。
全部を説明してもらわなくても行間にあるものを感じとれる読み手でありたいのですが、なかなか…。

感想にも書いていますが、小路さんの小説の雰囲気が好きです。今のところいちばん好きなのは『そこへ届くのは僕たちの声』。
これからも素敵な小説を読ませてください。応援しています。

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