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『一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ-』 佐藤多佳子/講談社 

一瞬の風になれ 第一部  --イチニツイテ--サッカーの才能を持つ兄に憧れながらも、自分にそれがないことに複雑な思いを抱く新二と、誰もがうらやむ走る才能に恵まれながらそれを生かすことへの熱意を持たない連。
同じ高校へ進んだ二人は、新二と同じクラスの根岸に誘われたことをきっかけに陸上部へ入部する。

とにかく才能に恵まれた連に対して、練習を積み重ねて少しずつ速さを手に入れていく新二。練習して少し進んだかなと思っても、連はあっさりとその先を行く。たいした努力もせず、才能を見せつけるかのように。

このふたりの少年の関係が読みどころなんだと思うし、それはやっぱり「これからどうなるんだろう。新二は連に追いつけるのかな」と気になる。この第一部ではまだふたりはスタートラインに立ったところだし。
読みやすいし、瑞々しいし、今とても評判になっているのもうなずけます。

…だけど、なんでかな。私の気持ちはこの小説とぴったりと寄り添えないのです。物語を追ってはいても、入り込めない。
新二も結局才能に恵まれているから?うん、もしかしたらそうかも。
語り手の新二よりも、才能の足りなさを努力で埋めている根岸の方が近い人に感じるな。

第二部も図書館で予約しているけど回ってくるのはだいぶ先なので「もし盛り上がったら第三部まで買っちゃおう!」と思っていたのだけれど、やっぱり図書館の順番を待つことにします。
第二部で「第一部では今ひとつなんて言ってごめんなさい」と思うくらいに盛り上がることを期待しよう。

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  • [2007/03/02 21:54]
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