スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『猫を抱いて象と泳ぐ』 小川洋子 

猫を抱いて象と泳ぐ
静謐で、とても美しい物語でした。紡がれる言葉ももちろんだけれど、特にチェスの対局場面を語る言葉の美しさはなんともいえません。私はチェスはルールがわかる程度なので、どれだけすごい手が指されたのかを理解することはできないけど、それでも盤上に描かれたものを受け取ることはできたのではないかと思います。

「猫を抱いて象と泳ぐ」とは奇妙なタイトルだなあと思っていたけれど、読み始めて程なくしてその言葉をすんなりと受け入れ、一緒に深い海を泳ぐような気持ちで頁をめくっていました。
現実から少し浮き上がったところで紡がれる物語は、大袈裟な感動とは違う、静かな興奮と哀しさを、そして何よりも本を読むことの幸福を感じさせてくれました。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://itetsuki.blog3.fc2.com/tb.php/248-1b88347a

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。