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『木暮荘物語』 三浦しをん 

木暮荘物語
今にも崩れそうな木造2階建てのアパート、木暮荘の住人とその周りの人々を主人公にした短編集。
テーマはセックス…というか、性欲なのかな。様々な年代の様々な立場の人が、時に欲に振り回され、時に冷静にそれを考える姿がなんともいえないおかしみのある話ばかり。テーマの割にちっともねっちょりしていなくて、さらりと読めました。本当にしをんさんは物語に合った文章を書かれるなあ。

好きなのは、「シンプリーヘブン」と「嘘の味」。
最初はえ!?と思ったけど読んでいるうちにヘンに気に入っちゃったのは「穴」。それに続く「ピース」の光子と神崎の関係。現実的にはありえないと思うけど(笑)
「心身」はちょっとついていくのに息切れしましたが、この話がこの本の大事なところに一番近いのかな、とも思います。性欲は生きていく欲につながっている、生きていくってかっこ悪くてせつなくておかしいなあ、でもなんだかいとおしい、そういう気持ちになったから。

続きを知りたいけれど、読みたくはない。そういう、いい気持ちで本を閉じました。

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